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VS Codeの導入方法(Mac編)──バイブコーディングの"作業場"を整える
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- yutaro

僕が本格的にバイブコーディングへ踏み出すきっかけとなったのが、前回の記事「Gemini CLIとの出逢い──黒い画面の奥に見えた新しい希望」」でした。
あの記事では、ノンプログラマーの僕にとって(?)苦手意識のあったターミナルと向き合い、Gemini CLIという“相棒”の存在に救われながら、どうにか黒い画面の世界に足を踏み入れた体験を赤裸々に告白。
ターミナルという真っ黒な壁。
英語のログが延々と流れる不安。
入力ミスで無情に返ってくるエラー。
そんな環境でも、Geminiが横にいてくれるだけで心が折れずに済んだ──そんな導入編でした。
あれはあれで僕にとっては大きな一歩だったのですが、バイブコーディングの旅路としては、まだ“入口に少し触れた”程度にすぎません。
そして今回。
いよいよここからは、実際に “何かを作る”ための作業環境を整えるフェーズに入っていきます。
次に必要になるのが、コードを書くための“作業場”。 つまり Visual Studio Code(通称、VS Code) の導入です。
VS Code自体はそこまで難しいツールではありませんが、
- どこからダウンロードするのか?
- 初期設定はどうすればいいのか?
- 最低限どんな拡張機能を入れておけばいいのか?
といった点は、最初に知っておくと後々とてもラクになります。
この記事では、そんな「VS Codeを導入して、すぐバイブコーディングを始められる状態に整える」という目的に絞って、手順をシンプルにまとめていきます。
Gemini CLIの記事より劇的な展開はありませんが(笑)、これからバイブコーディングするうえで、この“作業場の準備”は避けて通れません。
まずは肩の力を抜いて、一緒に整えていきましょう。
技術メモ:VS Codeをインストールする(Mac編)
さて、前置きが長くなりましたが、さっそくVS Codeのインストール手順を紹介します。
まず【VS Code(正式名称:Visual Studio Code)】とは、Microsoftが無料で提供しているコードエディタのこと。
バイブコーディングでWebサービスやアプリ開発するなら、まず最初にインストールしておきたい“作業場(アプリ)”です。
ここではMacを使っている方向けに、最短・最小の手順をまとめました。
① 公式サイトからダウンロードする
まずは VS Code の公式サイトへアクセスします。
➡ https://code.visualstudio.com/
ページに入ると「Download for MacOS」という青いボタンがあるのでクリック(Apple Silicon / Intelの違いは自動判定されるため、そのままでOKです)。
ダウンロードされるファイルはZIP形式になっています。
② ZIPファイルを展開して Applications フォルダへ
ダウンロードが終わったら、ZIPファイルをダブルクリックすれば自動的に解凍されます。すると「Visual Studio Code.app」が出てくるので、 これをApplications(アプリケーション)フォルダ にそのままドラッグ&ドロップ。
普通の合うプリをダウンロードする手順と変わりないです。
③ 覚えておくと便利なショートカット
VS Codeが立ち上がると、左にアイコンが並び、右側は広いエディタ画面になっているはずです。先に便利なショートカット方法だけ押さえておきましょう。
● ターミナルの表示 / 非表示
⌘ + J
あの黒い画面(ターミナル)を開くためのショートカット。VS Codeはターミナルを直接操作できる点が最大のメリットかもしれません。
(※上のメニューバーから、ターミナル → 新しいターミナル でも開くことができます)
● フォルダを開く
⌘ + O(またはメニューバーから ファイル → フォルダを開く)
バイブコーディングでは、制作するWebサービスやアプリごとにフォルダ分けしておくと安心です(むしろマストでフォルダ分けしましょう)。
● 保存
⌘ + S
これはお決まりのショートカットですね。
④ 日本語化する
VS Codeは標準で英語表示ですが、拡張機能で日本語化できます。
- 画面左の四角アイコン(Extensions)をクリック
- 「Japanese Language Pack」で検索
- インストール
再起動するとVS Codeが日本語化されます。もちろん英語のまま使ってもOKです。
⑤ インストール完了!
これでVS Codeの導入は完了です。 ここまでの手順は非常にシンプルなので、迷うところはほぼありません。
VS Codeは、バイブコーディングをする上で必須アイテムの1つですから、必ず今この場でダウンロードしておきましょう。
<参考動画>
VS Codeのインストール方法は、この動画などがとても参考になりました(英語解説です)。
準備OK
ここまでで“作業場”はひと通り整いました。 次回はいよいよ、より実践的なバイブコーディングに踏み込んでいきます。
実際にやってみると、これが想像以上に大変で……。
何につまずいたのか、どうやって乗り越えたのか、そして最初にどんなものを作ったのか。そのあたりを、次の記事で具体的にお話ししていきます。